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北浜流一郎の「泉ガーデン発、東証宝島に向かって撃て」

■磨けば光る泥だらけ銘柄を探そう

 初めまして。北浜流一郎と申します。今日からこの欄に私のレポートを掲載させていただくことになりました。長年株式投資に関わってきましたが、いまほどややこしい状況は経験したことがありません。それだけにわれわれ個人投資家はエキサイティングな日々の中にあり、チャンスも数多く埋もれているというのが私の基本的な認識です。そこでこの欄では、いまどこにどんなチャンスがあるのか、それを手にするのにはどうしたらよいのか、紹介させていただきます。 

 では能書きはほとほどにしても、早速東京宝島を泉ガーデンから撃たせてもらいます。

 いままず私がご提案したいのは、売り叩かれ銘柄の見直しです。いまは優良企業銘柄でも泥靴で踏みつけられている状況です。たとえば東芝株。なんと260円台です。沖電気になるともっと悲惨です。この原稿を書いている時点で57円です。昨年12月には51円がありました。

 私が沖電気の社員だったら、もう、泣きますね。なんでこんなに安くなってるんだッて。潰れるわけじゃないのにって。みんなまともに仕事しているじゃないかって。

 だから東芝や沖電気がお勧めってことではありません。長期なら構いませんよ。長期っていっても半年〜1年ですけどね。その間に上れば自分は構わない。こんな人にはこれらの銘柄も悪くないです。ただ投資するなら、一発勝負ではなく、ここからさらにもう少し下げることを計算に入れて、2段構えくらいで攻めると成功確率が高くなります。

 さて、注目銘柄、いきましょう。  まずは野村ホールディングス(8604)です。6日、3000億円を上限に普通株式の発行登録を行なったと発表しました。今後1年間で、同金額を上限として新株を発行する計画です。 市場はそれに対し、「えっ、それじゃ将来株数が増えるじゃない」と大量売りで応じました。株の希薄化というやつですね。 確かにその懸念はあるのですが、いまは必要な時に資金調達が出来ないことの方が問題です。それを考えると、調達出来る体勢を用意したことの方を評価したいところ。この売り込まれた水準は魅力的です。

 野村株はマイナス材料に対してまだ抵抗力が弱いのに対し、かなり強くなっている銘柄もあります。その一つがホンダ株(7267)です。自動車販売の不振が続くことを理由に昨年は大きく売り込まれました。しかし最近では下げ止まりの動きです。189万円のハイブリッド車「インサイト」を発売することでもあり、今後市場も次第にこの株を見直すでしょう。目先は一息入れるところなので、狙うならその後です。

 売り込まれた銘柄ばかりではやや寂しいので、逆に強烈上昇中の銘柄にも目を向けたいところです。いわゆる順張りで行こうということです。それにふさわしいのがTAC(4319)です。この会社は資格取得の学校を運営しています。国際公認会計士など、ラクダが針の穴を通るのより難しい難易度の高い資格取得ノウハウの指導で定評があります。 幸いいまは大不況期。となると、誰しも考えるのは「資格を取らなければ」です。

この潮流に支えられた資格取得教育企業として魅力的です。

2009年2月9日

北浜 流一郎

プロフィール
1943年。鹿児島県生まれ。
慶応大学商学部中退後、コピーライター、週刊誌記者、作家業を経て株式アドバイザーへ。 いまは「東京スポーツ」「マネージャパン」「日経マネー」「投資レーダー」「日本証券新聞」「株主手帳」「別冊週刊大衆」「株の達人」などの株式欄を担当。ネットではサーチナ、ヤフーニュース、ヤフーファイナンスなどに情報提供。「証券スクール・オブ・ビジネス」と「フジックス・アカデミー」の両校で得意株による資金倍増法を教えています。

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