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北浜流一郎の「泉ガーデン発、東証宝島に向かって撃て」

国内個別株への投資でも米国個別株との連動性チェックを

 朝起きたらあなたは何をしますか。私は事務所の窓のブランドを上げ、パソコンのスイッチを押します。そして調べるのは、米国市場の動向ですが、特にチェックを怠らないようにしているのは、GM、シティグループ、インテル、アップル、ファーストソーラー、キャタピラーなどになります。これらを当然のことのようにチェックするわけですが、考えてみればこれは大変なことです。昔ならあり得ないことです。ネット時代だから出来ることであり、実際の投資でそれをフルに活用しないのははっきり言って不利です。たとえばコマツや日立建機株を売買したり、狙っているとします。東京市場が開いてからその動きに合わせて乗って行くなり、手控えるなりの決断を下す。基本はこれでよいのですが、その前に米国市場でキャタピラー株の値動きをしっかりみておく。これをしておけば、投資は非常にやりやすくなります。コマツや日立建機などの建設機械株は、キャタピラー株との連動性が非常に高いからです。もちろん100%ではありません。
正確な連動性まで計算したことはないのですが、米国市場でキャタピラー株が急落したりすれば、特別な支援材料でもない限り、コマツや日立建機株も無事ではいられません。

 コマツは優良企業中の優良企業です。そのため株価が下げてもすぐに回復に転じるような気がします。しかしキャタピラー株が下げてしまうと、騰勢は鈍り、下落に付き合ってしまう。これがほとんどです。
こんなことは、日米株の連動性に注目している人にとっては常識になりますが、この点を軽視している人は、なんで今日は上らないだろう。こんなに良い会社なのに。株ってさっぱり分からん動きをするな。こうなってしまうでしょう。

 しかし当然、キャタピラー株の値動きをチェックしている人にとっては、その下落は当然のことになります。なぜ下げたのかと、余計に頭を使わなくてもすみます。 株式投資ではこれは意外に大事です。私にいわせると、やたらに研究熱心で頭を使いたがる人が多過ぎます。しかし株価の動きの背景には単純な理由があることが多いのです。それに気付かなければ、色々考えを巡らせ、研究もしなくてはならず、かなりの手間がかかってしまいます。

 それによって儲かれば良いのですが、そうならないことが多いのが株式投資。なので前述したように、NYやNASDAQ市場に上場されている個別株との連動性。この点をチェックしてみることをお勧めします。日本で日本株を売買しているんだから、そんなもの関係ないだろう、では儲かりにくい時代になっています。
なので前述したように、NYやNASDAQ市場に上場されている個別株との連動性。この点をチェックしてみることをお勧めします。日本で日本株を売買しているんだから、そんなもの関係ないだろう、では儲かりにくい時代になっています。

 さて、注目銘柄です。 まずは新光電気工業です。富士通の関連会社であり、ICパッケージやICリードフレームに強い企業として知られています。
製品は現在需要減が続いているものの、いつまでもそれは続きません。在庫は次第に減少すると見てよく、株も着実高が見込めます。

 やや株価水準が高いのですが、日本ガイシも現在のモタツキ場面は安全度が高いと見ます。この会社はガイシで世界首位の企業ですが、投資の対象としては排ガス浄化関連製品の需要動向に注目が集まります。CO2削減は世界の努力目標となっているため、関連製品の需要は今後伸びると見てよく、株価は高値圏ながら続伸へ。

 最後は条件付き銘柄です。この原稿を書いている時点では値が飛んでいるため、少し下げるところを狙うという前提でピジョンです。この会社は6日発表した今期(10年1月の決算予想は増収増益見込みでした。前期(09年1月)47・49円だった1株利益は69・94円に増加するだろうというのです。これは魅力的です。
ただ株価はこの原稿を書いている時点で日足が窓を開けて上昇しています。窓はやがて閉じられるため、いまはそれを待って出動するのが安全策です。

2009年3月10日

北浜 流一郎

プロフィール
1943年。鹿児島県生まれ。
慶応大学商学部中退後、コピーライター、週刊誌記者、作家業を経て株式アドバイザーへ。 いまは「東京スポーツ」「マネージャパン」「日経マネー」「投資レーダー」「日本証券新聞」「株主手帳」「別冊週刊大衆」「株の達人」などの株式欄を担当。ネットではサーチナ、ヤフーニュース、ヤフーファイナンスなどに情報提供。「証券スクール・オブ・ビジネス」と「フジックス・アカデミー」の両校で得意株による資金倍増法を教えています。

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