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北浜流一郎の「泉ガーデン発、東証宝島に向かって撃て」

ようやく訪れた「初押し」。逃げずにエントリーポイントを探せ。

 ようやく待っていた状況が訪れつつあります。何を待っていたか。日経平均株価の下落です。同平均株価は3月10日に7028円のザラ場安値をつけたあと、ほとんど下がることなく上がり続け、27日には8843円の高値をつけました。
上昇率実に25%強です。その間NYダウは22%ほどの上昇ですから、東京市場の上昇力の強さが分かってもらえるのでは。

 これは見たくもない塩漬け株を持つ人にはもちろん好ましい限りといえます。しかし新規投資を考えている人には、なかなか買いチャンスが与えられないことになってしまいます。買おうと思ってもどんどん上に行っていまい、エントリーするチャンスがない。こんな状況が続いていました。
しかし上がり続ける株はありません。下がり続けるそれもないのですが、幸いなことにいまは10日に底を打って以来、初めて反落の兆しを見せています。ここはしっかりとそれを見届け、エントリーのチャンスを探したいところです。

株式市場では昔から、「初押しは買い」という投資名言があります。この言葉に照らし合わせるといまはどうなのか。まさしく「初押し」になります。前述したように3月10日を底を打ち、翌日から回復に向かい初めて以来、横ばいになったところはあるのですが、押し目、つまり下げたところはありませんでした。今回の下げが、まさしく最初の下げ=初押しになります。

 投資名言は、それは「買い」だというのです。ことばを100%信奉するものではないものの、私の経験則からも「初押しは買い」であることが多いものです。そこで、ここは4月高に期待し、これまで強烈高していた銘柄の押し目。これをしっかり見届け、エントリーのタイミングを狙う。これに徹したいところです。
三菱UFJ、ソニー、トヨタ自動車など主力株も軟調極まりない動きです。これらも初押しを入れつつところ。そして間もなくそれが終わり、また反発します。いまは長期の低迷はないと見るべきでしょう。なので短期調整局面で出動する。これを心がけたいものです。

さて、注目銘柄です。まずは信越化学です。シリコンウエハ最大手であり、半導体、太陽電池用などその需要は拡大が見込まれます。そのため株価は順調に上がり続けていましたが、急反落です。下値支持線は4600円ながら、それを割り込むことも考えられます。しかしそうなったとしても再起力強く、期待が持てます。

この反落局面でもほとんど下げないのがテルモです。カテーテルに強い企業であり、国内はもちろんですが、東南アジアなど海外でどんどん需要を伸ばしています。カテーテルは簡単に製造出来るものではないからです。株価はそれを評価、次第に水準を高め続けていますが、目先は少し下る可能性があります。そこが狙いどころになります。

まだ季節は春になったばかりだが、これから初夏となり、夏になる。それとともにビール需要が上向くことを考えると、アサヒビール株もいまのうちにシフトしておきたい銘柄だ。株価は25日移動平均線のところまで下げてきたので魅力的です。

2009年3月30日

北浜 流一郎

プロフィール
1943年。鹿児島県生まれ。
慶応大学商学部中退後、コピーライター、週刊誌記者、作家業を経て株式アドバイザーへ。 いまは「東京スポーツ」「マネージャパン」「日経マネー」「投資レーダー」「日本証券新聞」「株主手帳」「別冊週刊大衆」「株の達人」などの株式欄を担当。ネットではサーチナ、ヤフーニュース、ヤフーファイナンスなどに情報提供。「証券スクール・オブ・ビジネス」と「フジックス・アカデミー」の両校で得意株による資金倍増法を教えています。

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