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[ ここから本文 ] 北浜流一郎の「泉ガーデン発、東証宝島に向かって撃て」株式投資するなら最低限チャートは見よう。答えの大部分が隠れている。株を売買する時、いや、売買する前にチャート、見てますよね。ネット取引が可能になってチャートを簡単に見られるようになっているんですから、チャートも見ないで株を買ってしまう。なんてことはしないようにしたいですね。チャートは万能ではないものの、見ないより見た方が100倍は儲かりやすいですからね。 ところが、最近ちょっと驚いたことがあるんです。知人の知人っていう人が言うには、先月の下旬、新型インフルエンザの発生が明らかになった時、ダイワボウを買ったんだそうです。理由を聞いて、ちょっとなあ、でした。彼が言うには、「薬局に勤めている友人がいて、マスク関連でダイワボウ株が上がるよっていわれたんで」ということでした。 薬局=ドラッグストアに勤めている知人も買ったんだそうです。で、私の知人の知人も早速買いを入れたっていうんです。よくある話ですよね。もちろんチャートなんか見ている時間などありません。ともかく急いでかわなくちゃ、という買い方です。 こういう買い方、私も昔はよくやっていました。そして大抵失敗でした。時には大成功することがあります。でも失敗が多く、しかもその額が大きい。これでどれほどやられたことか、ってことですね。 だから新型インフルエンザ関連株は買うべきじゃない。なんて言いません。せめてチャートぐらいは見ようよと、言いたいんです(こうしてもう言っちゃってますけど) ところで東京市場は、日経平均株価が9000円の攻防戦に入っています。この水準はチャートを見てもらえば一目瞭然なのですが、非常に分かりやすいところです。つまり下値支持線が9000円であり、ここを割り込むかどうか。いま攻防戦が行なわれている最中となっています。 割り込むのかどうか。答えを握るのは為替動向。現在94台に上昇した円が、93円台に首を突っ込んだりすると、日経平均の90000円台割れは避けられません。 この原稿を書いている時点では、日本の1〜3月期のGDPが発表されていません。それは5月20日に発表される予定であり、大方の予想では年率換算がマイナス15%程度になるだろうと見られています。 正直どんな数字になるのか、正しい予想は困難ですが、それを案じることはありません。数字が発表されるのを待って対応すれば良いからです。 それじゃ遅い。よくこんなことを言う人がいますが、われわれは機関投資家ではないのです。個人投資家であり、腰を据えて落ち着いて投資すればよいこと。その場合、重要指標の発表前にあれこれ真剣に予想することはありません。 そんなことをしなくても、十分利益を上げられます。 具体的にはどうするか。GDPのような重要指標の発表前には、大抵市場は用心して動きが軟調になります。個別銘柄も動きが止まったり、下げたりします。そんな現象が見られたら買っておく。これが正解です。 デイトレードのような目先投資では、株価がどんどん高くなって行くところ、つまり高値更新銘柄を買って儲かることもあります。それを得意とする人を私も知っています。 しかし通常のやり方、投資して数週間、もしくは数カ月後に利益が出ていればよい。こんな通常投資では、高値追いでは失敗確率が高くなってしまいます。上昇中の銘柄が少し下げたところを狙っ方が成功します。 この点から忘れてならないのは、やはり近い将来確実に見られる米国と中国、この二大消費大国経済の回復。これを想定した投資をする。これになります。世界各国市場はそれを当てにして浮上を開始している途上にあります。その流れに乗って行くことで、資金が増える。いまはこんな状況の中にあるといえます。 で、注目したい銘柄。まずは三菱商事です。この会社は総合商社最大手ですが、株価は資源エネルギー関連株、特に原油関連株として動きます。そのため原油価格が上昇すれば株価も上がり、原油関連株が下れば株価も下るという関係。現在原油価格は少しずつ上昇中です。春から夏、さらに秋にかけて上昇する傾向があることを考えると、一時的な下落はあっても今後も浮上を続ける可能性が高いでしょう。 となると、連動性が高い三菱商事株も・・となります。 14日03月期決算と10年3月期の予想を発表した井関農機株も、魅力的だ。いまは戻り高値圏にあり、やや動きが強過ぎる。しかし今後戻り売りに押されるだろう。それを待ちたい。 何しろ収益の回復ぶりが目ざましい。経費の節減や田植機の販売好調から、前期15・7億円だった連結営業利益は今期38億円に届く見込みとのこと。すばらしい回復ぶりであり、株価は目先下げても回復力強い。 最後に日本CMKを。この会社はプリント配線盤の最大手企業。電子部品大手ということになりますが、いま同分野は需要の低迷期を脱しつつあります。CMKも同様で、前期落ち込んだ収益は、今期(2010年3月期)は回復が見込まれています。株価はすでに高値圏ながら目先一服はあります。500円前後までの下げがあれば、好ましく見逃さないようにしたいものです。 2009年5月18日
北浜 流一郎
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情報提供:Gomez |