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北浜流一郎の「泉ガーデン発、東証宝島に向かって撃て」

日経平均、2歩進んで1歩下がり、また2歩進むの日々。やっぱり株が一番です。

 日経平均株価が9500円を前に足踏みを続けています。5月11日に9503円をつけて以来、軟調になり、一時は9000円すれすれまで下げてしまったほど。いまは何とか9400円前後まで戻って来たものの、勢いは感じられません。

 こんな動きを見ると、「やはり株は弱いなあ」ということになるかもしれません。しかしもちろんそれは勘違いです。株はこんなふうに2進1退、また2歩進んで1歩下がり、また2歩進んで一歩下がってまた・・となるのが正常とさえいえます。

 一気に高くなる相場は長続きしません。現在の動きを見ると、一気高ではないのですから、回復相場が中長期間にわたって続く可能性があります。それだけ株式投資に向いた展開であり、資金を安全に増やしやすい状況が訪れているということになります。

 ところが、私が残念に思うのは、新型インフルエンザ関連株のように、一過性の材料に飛び付く人があきれるほど多いことです。そんな投資をしていては、「飛び付く魚は釣られる」、この投資名言通りの結果になります。そんなことで大事な資金を失うのは、もったいない限り。もっと堅実高確率の高い銘柄に投資したいものです。

  それはこれからも次々と現れます。目先は経営危機に陥っているGMの救済問題がどうなるか。読みにくいところがあります。可能性としては、クライスラー同様破産法申請の可能性が高いのですが、クライスラーが提出したした時には株価は下げませんでした。GM株もそうなる可能性がありますが、一応警戒はしておきたいものです。

 ただ現在の東京市場は、日経平均株価が軟調でも個別銘柄が頑張っています。三洋電機株はすでに220円をクリアしましたし、低迷が続いていたJT株や自転車販売大手のあさひ株も再起中です。

  いわゆる「森よりも木」の展開であり、そのつもりで対応したいものです。要するに個別銘柄狙い。この成功確率が高くなります。森は少し元気がなくても、勢いよく伸びる木が結構ある。こんな展開の中にあります。

 そこで注目したいのは、まずはオーソドックス銘柄であるNECです。得意とする通信機器や半導体の需要が落ち込み、苦しい経営が続いています。しかし2010年3月期は前期に断行したリストラ効果が出ます。低迷を続けていた株価も蘇生方向であり、360円前後は拾いどころと見ています。

 低位株では東ソーです。塩化ビニールやウレタンなどの原材料、苛性ソーダなどの大手メーカーです。これらの製品は一般消費者の目に留まりにくいため、株価の値動きはゆるやかです。しかしそれでも2月末以来続いている回復基調に変化はありません。

 ここは5月12日に284円の高値をつけたあと調整中であり、見逃さないようにしたいものです。250円前後なら安全度高いでしょう。

 最後にもう一銘柄。平和です。最近パチンコホールの人気が復活傾向にあります。私は「やっぱり株が一番」という考えですが、世の中には「やっぱりパチンコ、パチスロが一番」という人もいて、収入アップにチャレンジしているようです。その恩恵を受けるのがパチンコ機大手の平和。株価は高値圏にあるため、少し下げたところ(1000円前後があれば望ましい)が狙いどころです。

2009年5月25日

北浜 流一郎

プロフィール
1943年。鹿児島県生まれ。
慶応大学商学部中退後、コピーライター、週刊誌記者、作家業を経て株式アドバイザーへ。 いまは「東京スポーツ」「マネージャパン」「日経マネー」「投資レーダー」「日本証券新聞」「株主手帳」「別冊週刊大衆」「株の達人」などの株式欄を担当。ネットではサーチナ、ヤフーニュース、ヤフーファイナンスなどに情報提供。「証券スクール・オブ・ビジネス」と「フジックス・アカデミー」の両校で得意株による資金倍増法を教えています。

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